PROJECT : HOUSE-SKS
敷地 : 栃木県佐野市
敷地面積           258.84 u ( 78.29坪)
1階床面積           68.73 u ( 20.79坪)
2階床面積           51.34 u ( 15.53坪)
延床床面積         120.07 u ( 36.32坪)
構造 : 木造2階建

屋根 : ガルバリウム鋼板立てハゼ葺
外壁 : ラスモルタル下地ジョリパット吹付け、サイディング吹付け
設計・監理 : 島田博一建築設計室




敷地は東側・南側道路の角地に位置します。幹線道路から離れた閑静な住宅街の中にあり前面道路は小学校へ通う通学路になっています。この通学路は早朝の通行料が多く、また西側・北側には隣家が建っているので外部からのプライバシー確保が必要になっています。

建物外観は1階と2階のそれぞれのL型ボックスを組み合わせた幾何学的な形態となっています。1階・2階のL型ボックスをずらして重ねることにより、ピロティ・コート・オーバーハング・ボイド・テラス等の重要なファクターが発生し立体的な空間構成になります。ピロティゲート奥にはシンボルツリーを設けたコート(中庭)が見えます。

建物は1階コートと2階テラスを屋外階段でつないだ接地性の高い立体コートハウスです。リビングと個室で囲まれたコートは南側道路側のツインカーボ壁と上空から入ってくる明るい太陽光で照らされます。2階個室とつながったテラスは1階コートから屋外階段で直接アクセスすることで、コートの延長部分として連続した動線となり単なるサービステラスとしてではなくコートの立体化となって多目的な屋外空間になります。

コートに面したLDKは吹抜け・ラセン階段を設け、上下階のサーキュレーションを良好にするとともにダイナミックな明るい空間としました。また、薪ストーブを設けることで全室内空間の暖房効率を高めることと、家族団らんの空間として生活の中心部分となるように構成しました。




一級建築士事務所  島田博一建築設計室
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